学校紹介

2018年度入園・入学式 校長挨拶「新入学生のみなさんへ〜新しいアトムの時代〜」

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本校は2018年度を迎え開校から15年を迎えました。

今年度入園・入学式において本高校長の大角より15年目の新たな節目によせて入学生、またUICSへ関わってくださる皆様へのご挨拶をさせていただきました。

これは本校創立と当初からの変わらないい想いです。

 

「新入学生のみなさんへ〜新しいアトムの時代〜」

新規入学生のみなさん、それぞれ新しい学年に進級されたみなさん、入学、進級おめでとうございます。また、保護者の皆様にもお祝いを申し上げます。

さて、UICSは今年創立十五周年を迎えました。これもひとえに多くの皆様のお祈りとご協力の賜物と心から感謝しております。

ここに第一回の入学式の写真があります。時は二〇〇三年四月七日、くしくも今年と同じ日でした。私はこの記念すべき第一回の入学式にあたり、「新しいアトムの時代」というタイトルのコラムを教会の月報に寄稿させていただきました。

ご存じの方もおられると思いますが、不朽の名作「鉄腕アトム」、原作ではアトムが誕生した日が二〇〇三年四月七日となっています。つまり、今日がアトムの誕生日であり、UICSが誕生した日がまさに十五年前の四月七日だったのです。

私が「新しいアトムの時代」と言ったのは、アニメの「鉄腕アトム」は愛と正義の子アトムが地球を救うために太陽に飛び込んでいくところで終わっているのですが、やがてUICSを巣立って行く子どもたちも世界に救いを
伝える新しい時代のアトムになってほしい、そういう子どもたちを育てていきたいと心から願っていたからでした。それこそが、このUICSの建学の精神であり、創立の願いであったのです。

本校の使命

私はどんな所に置かれ、またどんな職業についても、神様に造られ、自分にしかできない、神様から託された使命があることを知って、この世界に遣わされていくなら、誰もが世界に貢献できると信じています。

UICSには、不登校や発達障害や学習障害、そしてさまざまな家庭の事情から入学されてくる方々が増えてきました。神様が社会のニードに応えるべく、私たちを用いようとされているからだと思っています。

そういう中から、自分に自信を持ち、明るく変えられていく子どもたちの姿を見るにつけ、神様がこの学校に与えておられる使命の大きさを覚えますし、ここでしかなし得ない務めがあると確信させられるのです。

UICSの卒業生で牧師になった者、神学校で学んでいる者、将来牧師・宣教師になりたいという願いを与えられている者が多数いますし、ここで教鞭をとった先生方の何人かも牧師になっています。この間のスプリングキャンプのスタッフの半数はUICSの卒業生や関係者でした。

また、卒業生の中には発展途上国での福祉事業に関わることをこれからの目標としてプロジェクトを立ち上げようとしている先輩もいます。彼はホームスクーリングとチャーチスクールによってそのような思いが培われて来たと言っています。

手前みそかもしれませんが、神様が確かにこの学校を用いてくださっていると心から感謝していますし、十五周年を迎えて、神様がさらにどんな新しいことをしてくださるのか期待で胸がわくわくしています。

私が入学式や卒業式でよく引用するみことばをお読みします。「わたしが、このわたしが語り、そして彼を呼んだのだ。わたしは彼を来させ、彼の行うことを成功させる」(イザヤ48:15)

みんな神様に呼ばれて

ここにいらっしゃる生徒のみなさんは、神様に呼ばれてこの学校に来たのです。保護者のみなさんも事情はいろいろあるでしょうが、神様がお呼びになられたのでお子さんをここに送ってくださったのです。

あなたを、お子さんをお呼びになった神様は約束されています。「わたしが彼の行うことを成功させる」と。十五周年の今年、私自身も神様に呼ばれたことを再確認しています。私はかつて短い期間公立の学校に勤めていました。大した働きもできずに辞めてしまったせいか、その後何度となく、同じ学校に勤めている夢を見ました。

「きっとやり残したことがあるんだな。もう一度教職についてなすべきことをした方がいいのかな」と思っていました。教師に呼ばれている気がしたのです。(焦りもありました)
ところが、このUICSの働きを始めてから、その夢をぴたりと見なくなったのです。そしてわかったのです。「私は確かに呼ばれていたのだ。ここUICSで主の教育をするために召されていたのだ」

みなさん、私もあなたも呼ばれてここにいます。だから神様がなしてくださることに信頼して期待しましょう。神様はいったいこの年、何をしてくださるのでしょうか。また、これからのあなたの生涯を通してどんなに素晴らしいことを行ってくださるのでしょうか。私も世に言う定年の年を超えていますが、これからの展開にますます胸が膨らんできます。(キャンプでも若い人たちに祈ってもらって元気百倍でした)

創立の日と同じ四月七日に入学式を迎えた十五年目は、新たなスタートの年です。さあ、みなさん。はち切れるほどの期待に胸膨らませながら、いっしょに新年度を迎えていきましょう。特に新入学生のみなさんの上に神様の豊かな祝福を祈りつつ、入学の式辞といたします。

宇都宮インターナショナルクリスチャンスクール 校長 大角健一

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