栃木県を中心にピアニスト、またピアノ講師として活躍される小池瑞枝さん。彼女も私達UICSファミリーの一員です。では彼女とUICSはどのようなつながりがあったのでしょうか、インタヴューしてみました。
- 宇都宮インターナショナルクリスチャンスクール(以下UICS)とのかかわりはなんでしたか? <インタビュワー:山本>
元保護者です。長男、長女の2人が在籍していました。
- お子さん達はいつ頃UICSに在籍していましたか?
私の長男は高校3年生になる春(2004年)から2年間。長女は中学2年生の春(2004年)から5年間をUICSで学ばせて頂きました。
- 入学のきっかけは何ですか?
進学校の教育に馴染めずに、県立高校を退学する事を選んだ長男がしばらく家にいたとき、こちら峰町キリスト教会の牧師、安食先生がお話しをしようと声をかけてくださったこと、そこからUICSへと話しが広がりました。
>お嬢さんの入学のきっかけは何でしたか?
娘も公立中学校へ通っていましたが、友人関係の中で疲れ果ててしまい、公立の学校へはもう戻らないと決断していました。そんな折長男のUICS入学が決まったこともあり、同時期の入学になりました。
- UICSでの楽しい思い出は何でしたか?
文化祭、運動会、ポットラックパーティー(料理持ち寄りでのパーティー)など、家族参加のイベントです。そこでのお父さん達の存在は、幼少期に父親を亡くした我が子達にとって、分け隔てなく、気さくにお声を掛けてくださる、“お父さん”という存在に触れる有り難い機会でした。
>家族参加のイベントで特に記憶にあるものは何でしたか?
大角校長先生が、聖書に基づく親の在り方の学びを導いて下さる「パパママスタディー」は、子供に対する自分の思いや、関わり方の正すべき事を気付かせてくれる機会であり、保護者同士でお互いの弱さを分かち合い、祈り支え合う、貴重な場でもありました。
ある時は「ファミリーエンカウンター」という、賛美と祈りによる、家族間の癒しと回復の集会がもたれ、私は祈りの中で、長男に謝らなければならない事があると気付かされ、離れた所で祈っていた長男のもとに行き、その事を話し謝りました。彼は泣いていました。
- UICSでの学習は有意義なものでしたか?
必須科目の他に、個性やニーズに合わせて、一人一人の生徒にオリジナルのカリキュラムを組んで下さり、海外留学を視野に入れていた我が子達には、ネイティブの先生が就いてくださってTOEFL対応の授業に力を入れて下さいました。
海外チームのホームスティの受け入れや、聖書教育を土台とした学校への短期留学体験は、実践での英語力やグローバルな視野を身につけ、その後の子供達の進路決定を確信させ、また、留学の為の具体的な準備や手続きも、経験豊富な先生が助けてくださいました。
- UICSに入学してよかったことは何ですか?
私たち家族は、UICSで過ごさせて頂き、多くのクリスチャンの方に励まされる日々の中で、人格が癒され、家庭が回復して、その子が与えられていた本来の力を発揮していく事を体験させて頂きました。
UICSは、傷ついて、それでも肩肘張って頑張って来た私たち家族に、神様が用意して下さった癒しの場であり、力づけられる場でした。その子がその子らしく、最高の人生を生きていくための礎を築く場でした。
そこにはいつも聖書のみことばがあり、神様の愛が脈々と流れていました。子供達が、今でもたくさんの聖句をよどみなく言う事が出来るのは、UICSでの日常の中で培われたものであり、その数々のみことばは、時としてくじけそうになるアメリカの大学での勉学の毎日を支え、結婚や就職など、子供達にとって人生の大切な決断をする時の揺るがない指針となってきました。
卒業時に頂いたアルバムは、子供達が生き生きと学び、活動するたくさんの写真がコラージュされ、先生方からの励ましの言葉やみことばが、手書きで綴られた、息子、娘のための世界にただ一冊の手作りの卒業アルバムです。
子供達が巣立った今、私は時々そのアルバムを繰りながら、こんなにも一人一人の子供達を見つめ、向き合い、愛情深く励まし、期待し、祈り支えてくださるUICSの中で毎日を送らせて頂いた事に感謝し、感動さえしています。